AAMでは週2回昼の時間を利用して、コーチミーティング(初心者指導)を行っている。テーマを決めて行う時もあればその時の疑問に答える場合もある。(そのミーティング以外に夜の時間を利用して競泳ミーティングも開催している。)
その日のミーティングはテーマを決めていた。
「楽しませる指導とは?」
議長役の俺は職員からの思いを聞き出すのが仕事で、自分の考えを述べる事が仕事ではない。手前味噌では有るが意識が高くなってきているAAM職員からは様々な意見が出てきた。
「賞賛が喜び=楽しいに繋がる」
「向上意欲をそそり、達成感を味あわせることこそ!」
「目的意識を持たせ、その目的を達成するようなゲーム感覚を指導に取り入れる」
Etcだ。それぞれ、素晴らしい発想だった。実践すれば間違いなくAAMは日本でもいや、世界でも有数のスイミングになることだと思ったし、そういった職員のいるAAMは素敵だ!と伝えたつもりだ。
ただし、10人に教えて10人全てを1時間の指導単位の中で満足させられるのか?1時間の中でそれぞれの「楽しい」欲求を満たすことができるのだろうか?
前述した中でできるとすれば、一人ひとりに賞賛する(褒める)こと位だろう。
たぶん、10人教えていて10人全員楽しませる努力をしても、それぞれに「楽しいの基準」が違うので充分に楽しませるのは無理かもしれない。でも、10人全てを同じ感情にする事はできうる。という話を最後にした。その感情をして「楽しい」なら10人全ての子を楽しませることが可能だと。
それは・・・
「コーチ、楽しそう!」と子供に思われること。
え~っ?そんなの子供の捉え方で違うんじゃないですか?
いや、子供は分かる!逆説はネガティブなので好きではないが、例えばコーチが風邪をひいて赤い顔し「ゲホゲホ」しながら「ヨーーーホッホッ!ゲホッ!ゴホッ!ハイ!」ってスタートをかけていたらどうだ?10人みんな今日は「コーチ風邪気味で元気なさそうだな」って思うだろ?なら、逆に、ミッキーのようにニコニコしながら元気良く「ヨ~~~イ、ハイ!!」って声をかけてスタートを出してくれたら「コーチは元気で楽しそうだなぁ!」って思ってくれるに決まっている!
その、ミーティングの後暫くはコーチの明るい声がコーチ室まで響き渡っていた。
昼のミーティングのあと夜のmeetingでも同様なことを話した。
子供は楽しいことが大好きだから、楽しいのには敏感だ。コーチが楽しむは子供を楽しませる第一歩だと俺は信じて疑わない。
PS ちょっと酔っ払っています。意味不明はご一報ください。
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