ある練習のDes-setでコーチは選手に指示をしました。
1本目は2分10秒でこい!
TLを使わなくなってからはTGという表現をします。
TLはTime Limitedの略、TGはTargetの略。
2分10秒はTGです。
その選手は2分12秒でその練習を始めました。
おいRYO!お前本当に今2:10で泳いだのか?
彼はこう言い放った。
「はい、自分の感覚では2:10で泳ぎました」と・・・
スイッチON
「分かった。そうか・・じゃぁ俺はお前をインターハイの標準を切らせようと思って練習をしているんだが、お前は最終予選でインターハイのTimeを切れた!と思う練習で満足なんだな?」
「いえ、違います!」
「ふざけんなよ!お前よ、2分7秒が標準Timeだよな?お前さ、2分7秒で泳いだつもりで2分9秒で泳いだ選手と2分9秒で泳いだつもりで2分7秒で泳いだ選手はどっちかインターハイにいけると思う?」
「2分7秒で泳いだ選手です」
「なんでそれが分かってんのにコーチにそんなこと言えるんだ?
お前の感覚が大切なんだ。だったらコーチはお前に教えることは何も無い!お前の自己満足のために俺は練習を考えたくないし、インターハイに行けない努力は時間の無駄だから直ぐに止めて大学受験の準備を始めろ!」
その後、彼は泳がせてくださいと言ってきた。
「なんで泳ぐんだか教えてくれ!俺は教える以上目的がお前と同じでないとお前のコーチでいたくない!」
結果、俺は彼が水泳を辞めるまでコーチでいることにしました。
インターハイに行く為だけで其処までする必要があるのか?
彼のオリンピックがインターハイである以上!彼をインターハイに出場させる事は・・
俺がオリンピックコーチになることなんです。
俺の選手がオリンピック選手になるのと一緒です。
そしてRYOもオリンピック選手になれるんです!
PS そういえば数日前も同じようなことでIMの選手もプールサイドに上げられていたっけな・・・
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